歴史
GOYA®の歴史は1963年に遡ります。新たなビジネスチャンスを求め、妻、ロリーナと共に母国スペインからプエルトリコへ向けて旅立った移民、プルデンシオ・ウナヌエ(Prudencio Unanue)がマンハッタン(ニューヨーク)で起業した年です。
新天地で、質の良いラテン食品の成長市場が存在することを確信したウナヌエ一家は、現地のヒスパニック・ファミリー向けに少しずつ食品の供給を始め、様々なスペイン製品、とりわけオリーブオイル、テーブルオリーブ、サーディンといった馴染の食品を彼らの食卓へ届けていきました。
今日に至るまでのGOYA®の変遷には、様々なビジネス・マイルストーンがありました:
1949
ウナヌエ一家はプエルトリコのサン・フアン市(リオ・ピエドラス地区)に、米国向けにキマメの加工・パッキングを行う小さな工場を入手します。その2年後、1951年になるとGOYA®は、GOYA®プエルトリコとして、これら製品をプエルトリコ国内でも販売し始めました。
50年代
会社は成長を続け、1953 年には売上増加と生産拡大のニーズを目の当たりにし、GOYA® はバヤモン市に新しく土地を購入します。その4年後、1957年になるとGOYA® は米国農務省(USDA)に食肉加工業の許可を申請し、これが認可されます。
この認可を受け、インゲン豆の缶詰だけでなく、モンドンゴ(トマト風味のホルモン煮込み)、サンコーチョ(スペアリブとバナナの煮込み)、パステレス(プエルトリコ風チマキ)など、プエルトリコならではの郷土料理の生産を拡大することができるようになります。
60 年代
60年代になると、GOYA®は工場を拡張し、プエルトリコで初めてトマトソースとトロピカルフルーツネクターの生産を始めます。また1966年には、プエルトリコと米国の消費者の間で大人気となるGOYA®アドボ(調味料)や他の調味料の生産も始まります。
1971年
1971年、ついにドミニカ共和国にGOYA® サントドミンゴを設立します。キマメとトロピカルフルーツの栽培及び加工を専門とするこの子会社は、GOYA®ココナツミルク、GOYA®ココナツクリームの他、トロピカルフルーツの果肉、ジュース、ネクターの生産に注力します。
1974 年
GOYA® España社を立ち上げます。当初、アルカラ・デ・グアダイラ市(セビリア県)の工場は、米国輸出用のオリーブオイルとテーブルオリーブの生産・ボトリング/パッキングを1つのプラントで行っていました。この工場創設によりGOYA®は、オリーブオイルとテーブルオリーブのサプライチェーンと品質を自社で統括管理できるようになります。そして、それこそが、まさにGOYA® en España社の設立目的でした。
1976 年
GOYA® プエルトリコが香辛料のパッキングを目的とした缶工場Island Can Corp社とTradewind Foods社を建設します。Island Can Corp社は缶詰製品の生産ラインを徐々に拡張していき1983年には合計3ラインまで増設されました。様々なプラントを買収しながら今日までパッキング・ラインの更なる拡充を進め、缶詰、ビン詰め、保存食品生産の巨大な専門工場にまで成長していきました。
80年代
80年代になるとGOYA®は、Rico Banana Corporation社とそのブランド『Carro』を買収、1993年にはキャンベルスープ・カンパニーの子会社であるCasera Foods, Inc.社を買収します。
継続的な成長を遂げるGOYA® プエルトリコは、ラテンアメリカ・カリブ地域における最大規模の工場となります。600名を超える従業員を擁する工場では、ジュースやネクター、トマトソース、アドボ、豆類、クッキングベース、香辛料などGOYA® お馴染みの人気商品の数々を生産・パッキングしています。20ヵ国以上に進出しているGOYA® 製品は、特に米国で大きなプレゼンスを確立しています。